2018年05月24日
中外製薬「アクテムラ」、スチル病に効能追加申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は24日、厚生労働省に対してヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」(一般名:トシリズマブ)の成人発症スチル病(スティル病)に対する効能・効果追加申請を行った。

申請は、慶應義塾大学病院が主導となり8施設で実施した臨床試験「トシリズマブの成人発症スティル病に対する臨床試験」に基づいて行った。副腎皮質ステロイド治療で効果不十分な患者を対象に、アクテムラの有効性および安全性を検証するため、プラセボを対照として無作為化二重盲検試験を実施した。

成人発症スチル病は、自己免疫疾患の一つとされる国の指定難病で、通常16歳以上で発症し、39度以上の発熱、関節炎、淡いピンク色の皮疹の3つを主徴としている。1:3の割合で比較的若年層の女性に多いとされる。