2018年05月28日
デンカ生研、エボラウイルス診断キット コンゴへ提供
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:デンカ生研

デンカは28日、主要グループ会社のデンカ生研(本社:東京都中央区、綾部光邦社長)が、エボラウイルス迅速診断キット(クイックナビ・シリーズ)試作品をコンゴ民主共和国へ提供したと発表した。

同キットは、北海道大学の高田礼人教授(人獣共通感染症リサーチセンター)とデンカ生研が共同開発した。特別な器具や装置がなくても約15分で検査結果を判定できる。医療施設が十分に整っていない地域で活用できることから、昨年、同地域でエボラ出血熱流行時に使用され拡大防止に貢献した。

今回の提供は、同国保健省エボラ対策委員会から、JICA経由で高田教授に提供の要請があり、それを受けてデンカ生研が無償提供した。デンカグループは、引き続き感染症の予防と早期診断を通じた世界の医療の課題解決に取り組む。


【関連リンク】

・JICA(国際協力機構)プレスリリース
「コンゴ民主共和国のエボラ出血熱流行拡大防止に日本の技術が再び貢献」
https://www.jica.go.jp/press/2018/20180525_02.html

・ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1527476108.pdf