2018年05月28日 |
NEDO、太陽光発電でカネカなど5事業採択 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ、NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、太陽光発電の発電コスト低減を目指した「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」で4件、「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」で1件の技術開発テーマを新規採択した。2030年までに発電コスト7円/Kwhの実現を目指すとした当初目標を5年前倒し実現するための開発シナリオとしている。カネカは「壁面」設置システムの実用化加速を目指す。 <採択テーマと採択予定先> ■高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発 ◇低コスト・高信頼性・高効率Super Si Hetero-junction(SSHJ)太陽電池の開発 : パナソニック ◇Cat-CVDおよびドーピングによるSiヘテロ接合太陽電池の高性能化 :北陸先端科学技術大学院大学 ◇高性能キャリア選択性パッシベーティングコンタクトの開発 :産業技術総合研究所 ◇低コストヘテロジャンクションバックコンタクト太陽電池の小規模量産実証 :カネカ ■太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト ◇壁面設置太陽光発電システム適用高出力化技術・建築機能評価技術の開発 :カネカ ・実施内容= カネカは建設会社と連携し、壁面斜入射時の太陽光を太陽電池モジュール内に効果的に収集するための角度特性改善による発電量向上と、耐荷重や耐風圧などの建築機能評価を行う。また、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実現に向けた太陽光発電システムの開発シナリオを作成する。 |