2018年05月29日 |
中外薬「アクテムラ」抗サイトカイン効能追加へ |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:中外製薬 |
中外製薬は29日、抗体医薬品で間接リウマチ薬の「アクテムラ」(一般名:トシリズマブ・遺伝子組換え)について、「キメラ抗原受容体遺伝子導入T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群(CRS)」に対する効能・効果追加の承認申請を28日、厚生労働省に行ったと発表した。 今回の申請は、ノバルティス社が実施したキメラ抗原受容体T細胞医療の有効性および安全性を検討した、第2相国際共同治験等の成績に基づいて行った。 サイトカイン放出症候群(cytokine release syndrome: CRS)は、過剰な免疫反応にともない細胞から多量のサイトカインが放出され、血中のサイトカイン濃度が高度に上昇することを原因として引き起こされる。初期治療の場合は抗ヒスタミン薬などが使用される。重症度が高い場合は血中サイトカイン濃度の歌劇な上昇を抑えるため抗サイトカイン療法による治療が行われている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1527560561.pdf |