2018年06月05日 |
エーザイ、軽度認知症治療薬 2相臨床良好結果 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイとバイオジェン・インク (本社:米国マサチューセッツ州)は5日、経口βサイト切断酵素(BACE)阻害剤elenbecestat(開発コードE2609)について、米国で実施した臨床第2相試験(202試験)で、安全性と良好な忍容性を示すとともに、アミロイドPETによる脳内アミロイドベータ(Aβ)レベルの統計学的に有意な減少を示したと発表した。また、臨床的に重要と考えられる数値的な悪化抑制も観察された。 同試験は、軽度認知障害および軽度から中程度のアルツハイマー病(AD)患者70人を対象に実施。BACE阻害剤において、脳内Aβの統計学的に有意な減少を示すとともに探索的評価項目である臨床症状悪化の抑制を示唆した初めての試験となる。 Elenbecestatはエーザイが創製した次世代アルツハイマー病治療薬で、2014年3月から同社とバイオジェンが共同開発に着手した。現在、早期アルツハイマー病を対象とした2つのグローバル臨床第3相試験を実施中だ。 試験結果の詳細は今後、学会等で発表する。 ニュースリリース https://www.eisai.co.jp/news/2018/pdf/news201844pdf.pdf |