2018年06月05日 |
ロシュ、肺がん剤と化学療法併用、第3相中間発表 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:ロシュ |
中外製薬によると、ロシュ社は先に肺がん剤「テセントリク」(アテゾリズマブ)と化学療法「carboplatinおよびABRAXANE」を併用した進行扁平上皮非小細胞肺がんに対する一次治療として実施中の第3相臨床試験の結果について、化学療法の単独群に対して、主要評価項目の1つである病勢進行または死亡リスク(PFS)が29%低下したと発表した。 12カ月PFS(無憎悪生存期間)率は、化学療法単独群が12.0%だったのに対し、テセントリクと化学療法の併用群は24.7%だった。今回の中間解析の時点では、統計学的に有意な全生存期間(OS)の延長は観察されておらず、試験は計画どおり継続する。テセントリクと化学療法の併用における安全性は、これまで各薬剤で認められている安全性プロファイルと一致しており、この併用療法で新たな安全性のシグナルは確認されなかった。 同試験成績は、米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレスプログラムで6月2日(現地時間)に特集され、4日のセッションで口頭発表された。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1528185894.pdf |