2018年06月08日
DIC、インドネシア社でボイラ燃料にパーム椰子殻
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:DIC

DICは8日、インドネシアの100%子会社、PT.DICグラフィックス(本社:ジャカルタ)が顔料を生産するカラワン工場でボイラ用燃料の一部を石炭からパーム椰子殻(PKS)に置換する取り組みを本格開始したと発表した。温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量の削減を図るのが目的。

再生可能エネルギーであるPKSは、カーボンニュートラルの観点からCO2排出を抑制する有効な手段として注目されている。インドネシアは世界第2のパームオイル生産国で、オイルを抽出した後のPKSが豊富に得られる。石炭よりもコスト高となるが、PKSが石炭と同じ固形燃料であり、発熱量がほぼ同等であることから採用を決めた。