2018年06月13日
帝人、欧州のソーラーカー南極点到達計画を支援
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は13日、欧州の「ソーラーカーで南極点到達を目指す」プロジェクト「Clean 2 Antarctica」(C2A)を支援すると発表した。今年6月に迎える創立100周年記念プロジェクトの一環。

C2Aは、オランダの冒険家エドウィン・テル・ヴェルデ氏と、学生や若い専門家たちで進められているプロジェクトで、「変革に向けた冒険」がテーマ。使用済みPETボトルやプラごみなどのリサイクル素材を使用した環境配慮型ソーラーカーで、南極点への到達に挑戦する計画。往復で2,300kmの距離をソーラーカーで走破する。8月に出発し12月に到達の予定。

帝人は同プロジェクトを支援して、鉄の6倍の強度と1/5の軽さを有する、パラ系アラミド繊維「トワロン」を車体の床下に使用して、南極大陸の氷面からの車体の保護と軽量化に貢献するほか、 剛性や耐久性に優れ、鉄の11倍の強度を持つ高機能ポリエチレンテープなどを提供する。