2018年06月19日
クラレ、タイでブタジエン誘導品事業化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは19日、タイでブタジエン誘導品を事業化するため、PTT Global Chemical Public Company および住友商事との3社で合弁会社「Kuraray GC Advanced Materials」を設立すると発表した。ラヨン県マプタプットの工業団地内に工場を建設する。
また、同時に単独出資のイソブチレン誘導品製造販売会社「Kuraray Advanced Chemicals (Thailand) Co」を設立する。今後さらに伸長が見込まれる東南アジア市場に向けて供給拠点を構築する。生産規模や投資額等の詳細は現段階では未定としている。

■合弁事業会社
合弁会社は「Kuraray GC Advanced Materials Co., Ltd」で、資本金1000万タイバーツ(約3,350万円)。3社の出資比率は、クラレ 53.3%、TPP Global Chemical 33.4%、住友商事 13.3%。6月20日設立の予定で、社長はクラレ イソプレンカンパニー・生産技術統括本部長の山本博志氏。
ラヨン県マプタプット 石油化学コンプレックス ヘマラ イースタン工業団地に、高耐熱性ポリアミド樹脂 PA9T、水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー設備を建設し、製造販売する計画。

■単独新会社
社名は「Kuraray Advanced Chemicals (Thailand) 」で資本金200万タイバーツ(約670万円)。社長は山本博志氏(前出)で、イソブチレン誘導品の製造販売を行う。6月20日設立予定。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1529384664.pdf