2018年06月19日
タカラバイオ、染色体解析で押村光男氏と提携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは19日、染色体工学を基盤とした鳥取大学発ベンチャー、Trans Chromosomics(本社;鳥取県米子市、押村光雄代表、TC社)との間で同日、再生医療等製品における染色体解析法の標準プロトコール作成で技術提携契約を締結したと発表した。

再生医療製品などに使用される細胞は、長期間の培養によって染色体(核型)異常が起こり、がん化等のリスクが高くなることが知られている。このため、iPS細胞のような多能性幹細胞では、染色体解析による異常確認が行なわれている。だが染色体解析には高い専門技術が必要となる。

押村光雄鳥取大学名誉教授は、染色体解析の第一人者でTC社は染色体解析に豊富な知見と技術を有する。タカラバイオはTC社との提携により、新たに染色体解析の標準プロトコールを確立し、広く提供していく方針だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1529390264.pdf