2018年06月19日 |
経産省「大学発ベンチャー研究会報告書」発表 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は19日、「大学発ベンチャーのあり方研究会報告」をまとめ発表した。「大学の有する知識や人材を強みとして新たなイノベーションを起こしていく上で、大学発ベンチャーの重要性は増している」として今年2月から5回にわたり開催し(1)人材(2)資金(3)知財・知識に関する課題を抽出し検討してきた。 わが国の大学発ベンチャー数は、2016年度の1,846社から17年度には2,093社と247社増えた。大学別ベンチャー数(17年度)は東京大学(245)、京都大学(140)、筑波大学(98)、大阪大学(93)、九州大学(81)、早稲田大学(69)、名古屋大学(69)、東北大学(56)、東京工業大学(53)の順。 報告の中で「日本は大学で生み出された知財を事業化する機能が不十分だ」「とくに地方では、保有する特許権の大半が活用されていない」「大企業とベンチャー企業のオープンイノベーション・連携が不足している」「大企業では事業化にいたらない研究成果の6割が死蔵している」などが指摘された。 ニュースリリース 「大学発ベンチャーのあり方研究会報告」(概要) http://www.meti.go.jp/press/2018/06/20180619002/20180619002-1.pdf |