2018年06月26日 |
東北大、腫瘍内浸潤リンパ球誘導を狙う抗体創出 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院の梅津光央教授(工学研究科)らの研究グループは26日、微生物で調整可能でありながら、がん細胞とリンパ球に結合できる部位を複数もつ竜の落とし子構造を設計することで、がん細胞を効果的に傷害できる組換え抗体分子の開発に成功したと発表した。 この竜の落とし子構造を用いることで、がん細胞に対して従来の約1000倍高い傷害を示すことができることを実証した。小型でもがん細胞とリンパ球間の相互作用を高めることでがん傷害を高めることができる。 この構造をもつ抗体の作用機序を解析することで組換え型がん治療抗体開発のさらなる加速が期待できる。 同研究成果は6月5日付(ドイツ時間)「Advanced Therapeutics」オンライン版に掲載された。 ニュースリリース https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/press20180626_01.pdf |