2018年06月29日
5月の石油統計、ナフサ輸入量増える・資エ庁
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁が29日発表した5月の石油統計速報によると、原油の輸入量は1,469万Klで、前年比107.1%と前年を上回った。

原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  560万kl(前年同月比101.0%)
(2)アラブ首長国連邦 304万kl(同99.4%)
(3)カタール      136万kl(同146.9%)
(4)イラン      104万Kl(131.5)
(5)クウェート     100万kl(同91.1%)
だった。

同月の中東依存度は89.9%で、前年同月に比べて6.6ポイント増と、10カ月連続で前年を上回った。
燃料油の生産は1,298万klで前年同月比97.0%と6カ月連続で前年を下回った。国内販売は1,305万klで同98.5%と3カ月連続で前年を下回った。油種別に見ると、ジェット燃料油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、AおよびB・C重油は下回った。

<5月のナフサ需給概要> 単位:KL ( )前年同月比%
・月初在庫 1,335,318
・生産   1,178,422(89.4)
・輸入   2,568,177(105.5)
・販売   3,482,446(94.7)
・輸出    ー(ー)
・月末在庫 1,446,740(101.4)