2018年07月09日

富士フィルムと理研、AI活用へ「連携センター」

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：理化学研究所、富士フイルムホールディングス

富士フイルムホールディングスと理化学研究所は9日、人工知能（AI）の基盤技術開発から社会実装まで一貫した研究に取り組む組織として、理研の革新知能統合研究センター（AIP）内に「理研AIP-富士フイルム連携センター」を設置し、同日から研究活動を開始したと発表した。 富士フイルムHDは、画像処理やナノテクノロジーなどを活用して医療機器や医薬品、再生医療などの事業分野に積極的に取り組み中。一方の理研は、文部科学省のAIPプロジェクト（革新知能統合）を担う研究開発拠点として、AIPセンターを開設し、革新的なAIの基盤技術の開発研究を進めている。 「連携センター」は、両者のAI分野の最先端の技術・知見を融合させ、次の2テーマの開発に取り組む。 （1）言語化された医学知見と画像認識の融合による次世代医療AIに関する研究開発 （2）データ駆動型の化合物探索や複合材料設計などマテリアルズ・インフォマティクスに関する研究開発 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1531105448.pdf