2018年07月10日
NEDO「次世代冷媒 安全性評価」委託先決る
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDOは、業務用や家庭用に使用される中小型規模の冷凍空調機に使用する、温室効果の低い冷媒(次世代冷媒)の安全性・リスク評価手法の確立に着手する。確立した安全性評価手法などの成果の国際規格化・国際標準化を目指すとともに製品の市場投入と次世代冷媒への転換促進を図る。

日本はハイドロフルオロカーボン(HFC)生産・消費量削減目標である2029年までに70%削減、2036年までに85%削減、パリ協定での日本のHFC排出削減目標、2030年までに2013年比で32%減となる約1020万CO2-t削減の達成を目指している。これらを踏まえて次世代冷媒の安全性・リスク評価手法の確立に着手するととにし、9日、研究開発テーマと委託先について次の通り発表した。

<採択テーマと委託予定先>
◇「中小型規模の冷凍空調機器に使用する次世代冷媒の熱物性、伝熱特性および基本サイクル性能特性の評価研究」 九州大学
◇「低GWP低燃焼性混合冷媒の安全性評価」  産総研 機能化学研究部門
◇「低GWP冷媒を採用した次世代冷凍空調技術の実用化評価に関する研究開発」 早稲田大学
◇「次世代冷媒の安全性・リスク評価手法の開発」  東京大学/公立諏訪東京理科大学/産総研安全科学研究部門
◇「次世代冷媒に係る安全性・リスク評価に関する検討」 日本冷凍空調学会