2018年07月10日 |
ダイセル、新井工場「銀ナノインク」量産設備完成へ |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルは10日、新井工場(新潟県妙高市)に銀ナノインク の量産設備を新設すると発表した。2018年10月に完成し、2019年1月から稼動開始の予定。年間数トン規模の生産能力を有し、新たなニーズに迅速に対応していく方針だ。 銀ナノインクとは 、ナノサイズに制御した銀粒子をインク化したもので、 主にプリンテ ッドエレクトロニクス (電子デバイスの回路等を印刷法で形成する)に使用される。需要も順調な拡大が見込まれている。 ダイセルの銀ナノインクは、プラスチック基材でも適用可能な低温処理で低い抵抗値を発現する、優れた印刷性を実現できる、などの特徴を持つ。現在、インクジ ェット印刷やスクリーン印刷など、各種方式に最適化したサンプルを提供中で、すでにユーザーとの実用化に向けた検討も進んでいる。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1531201983.pdf |