2018年07月13日 |
BASF、中国に第2のフェアブント拠点建設 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは13日、中国南部の広東省に石油化学を中心とした中国2番目の「フェアブント(統合生産拠点)」の建設について検討に入ったと発表した。9日にベルリンでメルケル・ドイツ首相と李克強・中国首相立会いのもと、BASFのマーティン・ブルーダーミュラー会長と林少春広東省常務副省長の間で覚書に署名を行った。 広東省のフェアブントには100億ドルを投じてエチレン年産100万トンクラッカーを軸に各種化学品の生産設備を構築する。BASFにとって過去最大の投資となる。工場はBASFが単独で運営する。プロジェクト全体の完成は2030年、その第一弾は遅くとも2026年までに完成する予定だ。 BASFは現在、世界に6カ所にフェアブント拠点を持つ。欧州2拠点(ドイツルートヴィッヒスハーフェン、ベルギー アントワープ)、北米2拠点(テキサス州フリーポート、ルイジアナ州ガイスマー)、アジアにも中国の南京とマレーシアのクアンタンの2カ所に拠点を持っている。南京のフェアブント拠点はSinopec(シノペック)との合弁(出資比率50:50)により2000年に設立。マレーシアはPetronas(ペトロナス)社と合弁(出資比率60:40)で1997年に設立した。 中国の2番目の新拠点には、最先端テクノロジーに基づく、スマート・マニュファクチャリング・コンセプトを導入していく方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1531462008.pdf |