2018年07月17日 |
J-TECの角膜モデル眼試験法、OECD・GL収載 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング |
富士フィルムは17日、グループ会社 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、畠賢一郎社長、J-TEC)のヒト3次元培養角膜上皮「LabCyte(ラボサイト)角膜モデル24」を用いた眼刺激性試験法が、このほど経済開発協力機構(OECD)テストガイドライン492(OECD TG492)に収載されたと発表した。 J-TECは、国内初の再生医療等製品である自家培養表皮の製造・販売を行っており、この技術・ノウハウを活かして、研究用ヒト培養組織「LabCyteシリーズ」を展開中だ。ヒト組織に極めて近い構造を再現し、化粧品や日用品の開発などで動物実験の代替が可能となる。「ラボサイト 角膜モデル24」は、主にシャンプーや毛染剤といった日用品や点眼薬などに含まれる化学物質の眼刺激性試験に用いられる。 同社は引き続き日用品、医薬品、化粧品、化学品などのメーカー向けに信頼性の高い動物実験代替法として「ラボサイト 角膜モデル24」による安全性試験を提案していく方針だ。 |