2018年07月24日 |
JXTGと昭電 大分で新事業計画、資エネ補助金も |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:昭和電工、JXTGエネルギー |
JXTGエネルギーと昭和電工(SDK)の両社は24日、大分コンビナート地区(大分県)で計画する(1)プロピレン精留塔の増強(2)エタンホルダーの新設の2事業が、コンビナートの立地基盤強化につながるとして、資源エネルギー庁の補助事業に採択されたと発表した。 同事業は2018~20年度の3カ年計画、設備などにかかる総費用は約10億円で補助金の比率は50:50。 昭電はプロピレン精留塔の増強でプロピレン生産量が年産約3000トン(1%)増えるほか、これまでエチレンプラントに戻していたエタン留分を取り出して新たにJXTGに供給する。 両社は同事業計画を石油供給構造高度化事業コンソーシアム(CROS)が公募した「2018度石油供給構造高度化事業補助金」に応募していた。審査の結果、今回採択された。 ■大分コンビナート・事業概要 ◇事業名称 :石油精製燃料の高付加価値化事業 ◇事業期間 :2018年度~2020年度 ◇事業場所 :大分県大分コンビナート地区 ◇事業内容 (1)プロピレン精留塔の増強 ・プロピレン精留塔から分留されるプロピレンの 回収率向上 ・プロピレン回収後のガスを製品(プロパン)として販売 (2)エタンホルダーの新設 ・SKDのエチレン製造装置から発生するエタンをJXTGエネルギーが製油所内で利用 ・JXTGエネルギーが燃料として販売していたブタン留分をSDKのエチレン製造装置で処理することにより石油化学製品を増産。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1532407415.pdf |