2018年07月27日
6月の可塑剤需給、DINPの出荷堅調続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が発表した6月の需給実績によると、フタル酸系主力のDOPは生産は前年比プラスとなったものの、出荷は約15%減少した。一方、DINPは定修の影響で生産は減少したが出荷は堅調で、国内向けは今年3月いらい4カ月連続の前年比プラスとなった。
上期(1~6月)の国内出荷合計を比較すると、DOPは前年同期比90%の52,728トン、DINPは104%の47,384トンとなった。ただDINPの場合、原料ネック(イソノニルアルコール=炭素数が多い)があり、生産量がどこまで増えるかは不透明だ。

<6月の可塑剤需給実績>単位:トン( )前年比%

■生産
(フタル酸系)
◇合計    14,200 (88.5)
・DOP    6,740(100.6)
・DBP       73(94.8)
・DIDP      0(ー)
・DINP    6,645(73.4)
・その他    513(341.9)
(アジピン酸系)
◇生産計   742 (97.9)

■出荷(国内+輸出)
(フタル酸系)
◇合計    18,040 (92.9)
・DOP     8,870(85.2)
・DBP       62(103.3)
・DIDP     314(109.0)
・DINP    8,062(102.3)
・その他    732(94.0)
(アジピン酸系)
◇出荷計   1,303 (92.8)

ニュースリリー(可塑剤・6月)

国内出荷実績
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1532659525.xls

生産実績
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1532659525.xls

需給実績
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1532659525.xlsx