2018年08月06日
理研、タンパク質メチル化阻害剤 評価手法を開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所は6日、開拓研究本部の五月女宜裕専任研究員らの共同研究グループが、タンパク質メチル化反応の網羅的検出法を阻害剤探索に応用することで、新しいメチル化阻害剤を開発し、その標的基質の同定に成功したと発表した。
同手法を用いることで、ケトシンの全合成を基盤として新たに合成したメチル化阻害剤「syn-HyPA ETP-2」を開発し、非ヒストン選択的にメチル化を阻害することを見いだした。今後、優れたタンパク質メチル化阻害剤の開発に貢献すると期待できる。

同研究には日本学術振興会(JSPS)科学研究費補助金基盤研究などの支援を受けた。

本研究成果は、国際科学雑誌「Chemical Communications」(7月31日付)に掲載された。