2018年08月07日 |
カネカ、生分解性プラ設備 5000トンに大幅拡大 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:カネカ |
海洋プラスチックごみ問題が世界的に大きな課題となっているが、カネカは7日、25億円を投じて高砂工業所の生分解性プラスチック生産設備を現有年産1,000トンから5,000トンに5倍増し、新たな需要に対応すると発表した。 2019年12月稼働入りの予定。 カネカは100%植物由来の生分解性プラスチック「カネカ生分解ポリマーPHBH」(商品名)を持ち、果物・野菜袋やコンポスト袋などとして販売を伸ばしてきた。マイクロプラスチック汚染が社会問題となる中で、2017年9月、海水中でも生分解するとの認証をベルギーの国際認証機関(Vincotte)から取得、また今年3月にはFDA(米国食品医薬品局)から食品接触物質(Food Contact Substance)に登録された。 生分解性プラスチックの世界需要は2022年には100万トンを超え、市場は急拡大すると予想されている。同社は次のステップとして年産20,000トン規模の大型プラントを建設し、本格的な事業展開をめざす。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1533603897.pdf |