2018年08月22日 |
東洋紡、自動車エアバッグ用原糸・基布 値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡は22日、自動車エアバッグ用ナイロン66原糸・基布の価格改定を発表した。10月1日出荷分から1キログラムあたり100円(原糸重量換算)値上げする。 エアバッグ用原糸・基布の主原料であるナイロン66ポリマーの需給が、昨年からメーカーの生産トラブルもあってひっ迫し、長期にわたり価格高騰が続いている。同ポリマーの主原料ADN(アジポニトリル)もひっ迫しているが、メーカー各社の能力拡張は数年後になるもようで、不足状態はさらに数年間継続する見通しだ。原料樹脂メーカーはこうした事情やナフサ価格の高騰を背景に、ナイロン66ポリマーの大幅値上げを実施しており、エアバッグ原糸・基布の採算悪化が深刻化している。自助努力のみでは対応が困難なため製品価格に転嫁する。 ニュースリリース http://www.toyobo.co.jp/news/pdf/2018/08/press720.pdf |