2018年08月22日
帝人、ポルトガル自動車複合材料成形企業 買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は22日、ポルトガルの自動車向け複合材料成形メーカー、イナパル・プラスティコ社(Inapal Plasticos)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

Inapal社は、1980年代から自動車メーカーやトラックメーカーに GF-SMC製部品を提供しているTier1メーカーで、炭素繊維を使用したCF-SMCやPCM(Pre-preg Compression Molding)などに技術を有している。
また、自動車業界で「クラスA」と称される美麗な外板部品の製造に特徴があり、フォルクスワーゲン、メルセデス、BMW、ジャガー、ランドローバー、ベントレーなど、欧州の自動車ブランド向けに幅広い実績を有する。

帝人は、複合成形部品のTier1サプライヤーとして、地域戦略とマルチマテリアル戦略により、自動車メーカー向けに素材や製品を幅広いく提供していく戦略を展開中だ。


■Inapal Plasticos SAの概要
◇拠点 
・ポルト県レサ・デ・バリオ(本社・工場)
・セトゥーバル県パルメラ(工場)
◇売上高 :31.9百万ユーロ(2017年12月期)
◇従業員数 :約330名
◇事業内容 :自動車向け複合材料/部品の設計・成形・加工