2018年08月24日
NEDO、風力発電データベース開発に着手
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDOは、風力発電設備の稼働率向上に向けたデータベースシステムの開発に着手したと発表した。23日、実施体制として風力エネルギー研究所、東京大学、産業技術総合研究所、中部大学の4機関に委託することを決めた。

風車の運用データや故障・事故情報を収集・蓄積するデータベースシステムを構築し、人工知能(AI)を用いた故障の事前予知情報や、故障・事故からの早期復旧につながるデータベースシステムを開発する。

風力エネルギー研究所は、国内外の風車事故の実態把握および最新の研究開発などの調査を実施する。技術委員会を設置し運営する。東京大学、産総研、中部大学は、国内の風力発電事業者が利用可能な統一的なデータベースシステムを開発する。これにより、風車の停止時間(ダウンタイム)および運転維持コストを低減させ、風車稼働率97%以上の実現を目指す。事業期間は2018~20年度で事業予算は4億円。