2018年08月31日
経産省、7月の鉱工業指数 「一部に弱さ」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数速報値(2010年=100、季節調整済み)は、生産が前月比0.1%低下の102.4、出荷は1.9%低下の99.9だった。在庫は0.2%低下の111.2となった。

製造工業生産予測調査によると、8月は前月比5.6%の上昇、9月は0.5%の上昇だった。
基調判断は「総じてみれば生産は緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」と、前月までの「生産は緩やかな持ち直し」を下方修正した。

業種別にみると生産が上昇したのは、化学工業(除、医薬品)、電子部品・デバイス工業、情報通信工業、石油・石炭製品工業など全15業種のうち7業種で、輸送機械工業、鉄鋼業、プラスチック製品工業など8業種がマイナスとなった。


化学工業(除、医薬品)は、生産指数が前月比5.9%上昇の108.9、出荷指数は3.7%上昇の98.7だった。また在庫は2.3%上昇の116.0となった。生産、出荷とも2カ月ぶりのプラスだった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比0.5%低下の100.8、出荷は1.4%低下の99.4となった。在庫は0.3%低下の116.2だった。生産、出荷とも2カ月連続のマイナス、在庫は3カ月連続の低下だった。