2018年09月03日 | |
昭和電工、分析用カラム「Shodex」新製品を開発 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は3日、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)用の分離・分析カラム「Shodex」の新製品として、水酸化物系溶液対応陰イオン分析用のイオンクロマトグラフィ用カラム「IC SI-36 4D」を開発したと発表した。 主に水中の無機イオンの分析に用いられ、水道中のハロゲン系不純物や標準陰イオンの測定などを行う。同社はこれまで、炭酸系溶離液を用いたイオンクロマトグラフィ用カラムを製造・販売してきたが、今回新たに水酸化物溶離液に対応した陰イオン分析用カラムを開発した。従来カラムに比べ、高感度な分析を可能にする。今年中の発売を予定。 9月5~7日、幕張メッセで開催される「JASIS 2018」に出展する。 <分析用カラム新製品「IC SI-36 4D」の特長> (7種の標準陰イオンと亜硫酸イオンの分析) ・7種の標準陰イオン、亜硫酸イオン、炭酸イオンを分析したところ高い分離能を示した。 ・水酸化物溶離液は炭酸系溶離液と比較してバックグラウンド電気伝導度が低いため、高感度分析が可能。 ・2種類の溶媒の切り替え(グラジエント)を必要とせず、1種類の溶媒(アイソクラティック)で30分以内に分離させることができる。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1535956598.pdf |