2018年09月04日 |
信越化学、シリコーン事業拡大へ1100億円投資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業は、主力事業の1つであるシリコーン事業強化のため、今後2年半の間に1100億円を投じてモノマーから最終製品まで、日本と海外6カ国にある既存工場の生産能力を増強する。世界需要はGDPの平均的な伸びを上回る伸長が見込まれている。国内外の主要拠点で増強し一環生産体制をさらに強化する。 1100億円の投資の内訳は、モノマーなど中間製品の生産能力増強に約500億円、最終製品の生産能力増強に約500億円、その他のインフラや出荷設備などの付帯設備増強に約100億円を見込む。モノマーは日本とタイの既存拠点、最終製品群は日本と海外6カ国に持つ既存拠点で並行的に能力増強を進める。 シリコーンとは、珪素を原料とする合成化合物のこと。有機と無機の両方の特性を併せ持と高機能素材で、パソコン、自動車、住宅、スポーツウェア、化粧品などさまざまな分野に用途をもっている。信越化学はシリコーン事業を戦略的に重要事業と位置づけており、今後も事業体制強化に積極的に取り組んでいく方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1536023536.doc |