2018年09月04日
帝人「エコサークル」製品回収終了
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:帝人

帝人フロンティア(本社:大阪市北区、日光信二社長)は4日、ポリエステル繊維製品の循環型リサイクルシステム「エコサークル」活動の一環として続けてきた繊維製品の回収活動を終了したと発表した。

「エコサークル」とは、帝人が自社開発したケミカルリサイクル技術を核とした循環型リサイクルシステムのこと。2002年から着手してきた。これまでは回収された繊維製品を日本国内で産業廃棄物処理し、リサイクル原料として中国へ輸出し、中国のグループ協力工場でポリエステル原料化および再生糸の製造を行ってきた。だが中国政府が各種廃棄物の輸入を禁止すると発表したため、製品回収の継続は困難と判断した。

回収終了後の「エコサークル」のあり方については今後検討する。中国でのリサイクル製品生産は引き続き行っていく方針だ。