2018年09月05日 |
共和電業「橋梁など構造物の監視用カメラ」製品化 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
共和電業(本社:東京都調布市、館野稔社長)は5日、橋梁など大型インフラ構造物のモニタリング用高精度カメラを開発、製品化したと発表した。各種構造物の奥行き、高さなど3軸方向の微小変位を1台のカメラで多チャンネル同時に高速測定できる。福井大学などが協力、NEDOプロジェクトの成果。 このカメラを用いることで、遠隔・非接触で橋梁など大型インフラ構造物のモニタリングが可能となる。現在、国内の多くの橋梁や道路、鉄塔などの社会インフラは建設から50年以上が経過しており、インフラの維持管理・更新のための人材不足やコストの増大が深刻化している。新開発のカメラはこうしたインフラ管理の効率化や人材・財源不足などの問題解決につながると期待されている。長時間連続測定できるので災害発生時の遠隔監視も可能だ。 カメラの特徴は以下の通り。 (1)XYZの3方向の変位を遠望から1台のカメラで簡単測定できる。 (2)高速撮影(最大500fps以上)が可能。 (3)測定中のリアルタイムモニターによる波形確認できる。 (4)24時間以上の連続測定にも対応。 カメラ本体のサイズは75(W)×63(H)×121(D)mm。 9月5日から発売。 |