2018年09月05日 |
カネカの遺伝子改変技術「日本植物細胞学会賞」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは5日、 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)との共同研究「茎頂メリステムをターゲットにした培養不要で汎用性の高い遺伝子改変技術の開発」で、日本植物細胞分子生物学会(村中俊哉会長)の2018年度技術賞を受賞したと発表した。 同賞は、植物バイオテクノロジーを活用して実用化または実用化が近い顕著な研究成果を対象に授与されるもので、授賞式と記念講演は先に開催された同学会の第36回大会(金沢)で行われた。 受賞対象となった遺伝子改変技術は、植物の芽に遺伝子や酵素を直接導入する技術(iPB法)にゲノム編集技術を組み合わせた革新的な品種改良技術。同技術を用いることで、従来の遺伝子導入技術には必須で、時間を要していた組織培養が不要となり、育種プロセスを大幅に簡略化できる。 今後は、適用作物の拡大(コムギやダイズ、トウモロコシ、ジャガイモなど)のほか、環境ストレス耐性など作物の機能向上に同技術を生かしていく方針だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1536109653.pdf |