2018年09月05日
AGC、インドネシアでPVC増強、東南ア120万トンへ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:AGC

AGCは5日、インドネシアのグループ会社、アサヒマス・ケミカル(ASC社)が塩化ビニル樹脂(PVC)の増設を決めたと発表した。同国バンテン州チレゴンの工場に年産20万トン設備を新設し、現有55万トン設備と合わせて年産75万トンに拡大する。2021年第2四半期の稼働入りを予定。投資額は非開示。原料のか性ソーダとVCMは現在、同工場内にそれぞれ70万トンと90万トン設備を持っているため、そのまま一貫生産できる。

同社は東南アジア地域でPVC事業を積極展開しており、現在タイ(AGCケミカルズ・タイ)に年産30万トン、ベトナム(AGCケミカルズ・ベトナム)に15万トンの設備を持つ。インドネシアでの増設が完成する2021年央には東南アジア全体で年産120トンのPVC生産能力となる。今後もさらに増強し、東南アジア地域ナンバーワンの地位を固めていく方針だ。