2018年09月13日
塩野義とロート薬、肝硬変の再生医療品実施権契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬は13日、ロート製薬(本社:大阪市生野区、山田 邦雄社長)と、ロート製薬が肝硬変を対象に開発中の再生医療等製品候補(ADR-001)の国内における独占的な開発・販売に関してライセンス契約を締結したと発表した。

肝硬変は、肝臓の組織が変性・線維化し硬化し、肝機能の著しい減弱を伴う病気。肝臓がんの発生リスクが高いことが知られているが治療法には、対症療法しかなく、有効な治療法の開発が待たれている。
同剤は、ロート製薬が創製した他家脂肪組織由来の幹細胞を構成成分とする製剤で、現在、肝硬変患者を対象に第1/2相臨床試験を実施中。同契約により、塩野義製薬はADR-001の日本における肝硬変を対象とした適応症について独占的な開発・販売権を獲得した。ロート製薬は塩野義から契約一時金、開発に応じたマイルストン、および販売額に応じたロイヤリティーを受け取る。