2018年09月19日

理研と広島大、細胞膜1分子で薬効評価の手法開発

【カテゴリー】：ファインケミカル 【関連企業・団体】：理化学研究所

理化学研究所歯19日、開拓研究本部佐甲細胞情報研究室の柳川正隆研究員、上田昌宏チームリーダーらの共同研究グループが、広島大学大学院理学研究科の富樫祐一准教授らと共同で、細胞の膜にある「Gタンパク質共役型受容体（GPCR）」が薬を受けて活性化されると、動きが遅くなることを発見したト発表した。 同研究成果は、1分子レベルで薬の作用機序を理解する1分子薬理学の発展や、1分子イメージングを用いたGPCR標的化合物の薬効評価という新たなドラッグスクリーニング手法の開発に貢献すると期待できる。 日本学術振興会（JSPS）科学研究費補助金などの助成を受けた。 同研究の詳細は、米国の科学雑誌「Science Signaling」（9月18日号）に掲載される。