2018年09月25日
宇部興と参天薬、緑内障・高眼圧症剤承認
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:宇部興産

宇部興産と参天製薬(本社:大阪市北区、黒川明会長)の両社は21日、緑内障・高眼圧症の治療を目的として共同開発した「エイベリス 点眼液 0.002%」(一般名:オミデネパグ イソプロピル)で、日本での製造販売承認を取得した。

緑内障は、視神経の障害によって視野の欠損が起こる疾患で、視力低下や失明などにつながる視覚障害の主要原因となる。緑内障の視神経傷害は基本的に進行性で非可逆的であるため、早期発見・早期治療が治療上重要な課題となる。 眼圧を下降させることは、現在、緑内障の障害に対して最も確実な治療法であり、同剤の開発は今後この治療に貢献すると期待される。

両社は同剤をグローバル開発品として展開していく方針。このため日本以外での承認取得をめざして現在、アジアでフェーズ3試験を実施中。今年度下期には米国でも同試験を開始する予定である。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1537519124.pdf