2018年09月25日 |
宇部マクセル、LIB用セパレータ設備増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は25日、マクセルホールディングス(東京都港区、勝田善春社長)との合弁会社、宇部マクセル(勝田正彦社長)が車載用リチウムイオン電池の需要増大に対応するため、セパレータ原膜製造設備の増強を決めたと発表した。2018年4月に宇部興産堺工場に完工した新規設備に続く増設で、2020年8月完工の予定。 これにより宇部興産および宇部マクセルのセパレータ原膜製造能力は、合計3.2億平方メートルとなる。 電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、ハイブリッド自動車(HV)の普及拡大に伴い、リチウムイオン電池(LIB)用セパレータの急速な需要拡大が予想される。また、定置蓄電用途や産業用途などへの展開もさらに進む見込み。 宇部興産の乾式製法セパレータは、その機能や安全性から車載用LiB向けに既に多くの採用実績を持ち、同社は生産能力の増強を実施中だ。また、宇部マクセルが生産する高機能塗布型セパレータは、宇部興産のセパレータ原膜とマクセルの高度な分散・塗布技術との融合によるもので、近年、販売数量を大幅伸長している。 宇部興産とマクセルは、2021年にはセパレータ原膜の製造能力を4.0億平方メートルに引き上げる方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1537853855.pdf |