2018年09月27日 | |
三菱ケミカルの生分解プラ、「紙コップ」に | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
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三菱ケミカルは27日、同社の生分解性プラスチック「Bio PBS」を使った紙コップを日本紙パルプ商事(本社:東京都中央区、渡辺昭彦社長)が10月から発売すると発表した。 「Bio PBS」は、三菱ケミカルが開発。タイの合弁会社、PTT MCC Biochem Company(本社:バンコク市、杉本龍一郎社長)で、植物由来原料から生産している。土中の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ない。このため廃棄物処理問題の解決につながると期待されている。 日本紙パルプ商事は今回、こうした生分解性に加えて、「Bio PBS」の有する耐熱性・柔軟性・シール強度などにも注目し、従来のポリエチレンに代えて紙コップの内面ラミネートに用いることにした。 三菱ケミカルは「Bio PBS」では、コンポストバッグや農業用マルチフィルムなどの農業分野のほか、コーヒーカプセル、紙コップ、ストローなどの食品関連など幅広い分野に向けて用途開発を進めており、すでに複数の海外大手ファストフードチェーンとも開発協議中としている。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1538016383.pdf |