2018年10月29日
出光興産、徳山に高効率ナフサ分解炉 大幅省エネ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は29日、徳山事業所に高効率型ナフサ分解炉を導入し、省エネルギー化によるコスト競争力の強化を図ると発表した。
エチレン製造装置内にある旧型ナフサ分解炉2基を停止し、新設の高効率分解炉1基と置き換える。エチレン生産能力は変わらず、定修年で年産62万3000トン(スキップ年:同68万トン)。原料を短時間で熱分解することでエチレンの得率を高め、熱効率を向上させる。

従来の分解炉と比較して、約30%の省エネルギー効果を発揮する。工事期間は2018年9月~12月。
経産省によると同社のエチレン生産能力は千葉工場と合わせて定修年で年産99万7000トン(スキップ年:同110万1000トン)となっている。
経産省の「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金」交付を受ける。