2018年10月31日 |
日立化成など、独に大規模蓄電池システム完成 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは31日、日立化成、日立パワーソリューションズ、日本ガイシの3社がドイツのニーダーザクセン州ファーレル市に大規模ハイブリッド蓄電池システムを完成したと発表した。NEDOが17年3月に同州当局と締結した協力協定(MOU)に基づき、事業委託を受けた3社が完成した。11月1日から実証運転に入る。 同システムは、2種類の蓄電池(リチウムイオン電池とナトリウム硫黄電池、容量11.5MW/22.5MWh)で構成。高出力・大容量で充電・放電を可能とすることで、電力需給バランスの調整をより経済的に実現する。 日立化成がリチウムイオン電池(容量7.5MW/2.5MWh)、日本ガイシがナトリウム硫黄電池(容量4MW/20MWh)、日立パワーソリューションズが系統情報制御システムを受け持ちシステム構築した。今後、同蓄電池システムが電力安定化に有効であることを検証する。2020年2月まで実証を行う。 なお、実証運転開始に先立ち、1日には現地で運転開始式を行う。八木毅在ドイツ日本特命全権大使のほか、ドイツ連邦交通・デジタルインフラ省政務次官ら関係者多数が出席する予定だ。 |