2018年11月06日
宇部興産、伊佐4番目の石灰石「金山鉱区」出鉱開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

宇部興産は6日、宇部伊佐鉱山(山口県美祢市)で4番目の鉱区となる金山鉱区の開発が進み、4日から出鉱を開始したと発表した。宇部伊佐鉱山は、伊佐セメント工場に隣接しており、半分強は自社セメントの原料となっている。鉄鋼、電力業界などにも販売しており、石灰石の安定確保、資源関連事業の基盤強化につながる。

金山鉱区は、伊佐、丸山、雨乞(あまごい)に続く4つ目の採掘鉱区。雨乞の北東に位置し、広さは約100万平方メートルとこれまでの鉱区のうちで最大。3億トンの埋蔵が見込まれている。

既存の3鉱区を合わせた年間採掘量は約800万トン。新鉱区の稼働で今後どれだけ増えるかについては「古い鉱区の採掘量が減っているので、トータル生産量は大きくは変わらない」(広報グループ)と言っている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1541480877.pdf