2018年11月06日 |
NEDO、「地熱発電で酸性熱水 活用技術」採択2件 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは6日、地熱発電で未利用だった酸性熱水の活用を目指した2件の技術開発テーマの採択を決めた。 同事業では、発電設備が腐食しやすいなどから従来未利用だった酸性熱水を活用するため、耐腐食性を高めたタービンの開発および酸性環境で使用可能な坑口装置の低コスト化に向けた技術開発を進める。 日本は地熱資源ポテンシャルが世界第3位と高い。太陽光や風力と比べても安定した出力が得られる。だが火山性ガスの場合、低い酸性の熱水が形成されやすい。この熱水は発電設備にとって大敵となる。新たな技術の開発によってこれを克服し、発電に利用していこうというのが今回の採択テーマだ。 ■採択テーマと委託・助成先 【委託】 ▽テーマ :酸性熱水を利用した地熱発電システム実現に向けた耐酸性・低付着技術の研究開発 ・委託先 :富士電機、名古屋大学、国立研究開発法人・海洋研究開発機構 【助成】 ▽テーマ :未利用地熱エネルギーの活用に向けた坑口装置の研究開発 ・委託先 :ティクスIKS |