2018年11月12日
三菱ケミHD、中国・赤色蛍光体特許訴訟で勝訴
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス

三菱ケミカルホールディングスは12日、中国で赤色蛍光体特許をめぐり、煙台希爾徳新材料有限公司(Shield社)を相手取って侵害行為の差し止めと損害賠償を求めて訴えていた裁判で勝訴したと発表した。

三菱ケミカルHDは2005年1月、日本の物質・材料研究機構(NIMS)と共有する赤色蛍光体に関する中国特許を侵害しているとして、Shield社に対して蛍光体製品の生産・販売等の侵害行為の差止めと損害賠償を認める訴訟を、深セン市中級人民法院に提起していた。同人民法院は10月30日、三菱側の主張を認め、Shield社に対して侵害行為の差し止めと合計600万元(約1億円)の賠償金支払いを命じる判決を下した。

中国はLEDパッケージ最大の生産国であり、今回主張が認められた意義は大きいと三菱ケミカルHDでは言っている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1541999595.pdf