2018年11月13日 |
富士フィルム、抗がん剤リポソーム内包に成功 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムは13日、卵巣がんなどを適応症とする抗がん剤「トポテカン」を、新規開発のリポソームに安定的に内包することに成功したと発表した。また、同剤をリポソームに内包した薬剤を用いて実験したところ、高い腫瘍縮小効果を確認した。免疫チェックポイント阻害剤との併用投与では単剤投与の場合と比べて生存期間が延びるなど、さらに高い薬効を発揮することも実証した。 今後、これらの非臨床試験の結果をもとに、早期の臨床試験開始に向けて準備を進める。 同社は11月13日~16日にアイルランド・ダブリンで開催される世界がん関連学会「第30回 EORTC-NCI-AACR シンポジウム」で「FF-10850」の研究成果を発表する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1542091314.pdf |