2018年11月28日 |
第一三共、乳がん診断薬開発でロシュと提携 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:第一三共 |
第一三共は28日、HER2低発現を特定するためのコンパニオン診断薬の開発で、スイス・ロシュグループと提携したと発表した。 同社は、HER2低発現の再発・転移性乳がん患者を対象としたtrastuzumab deruxtecan (HER2に対する抗体薬物複合体、ADC)のグローバル第3相臨床試験を開始するが、同試験における本剤の有効性と安全性を適切に評価するためには、HER2低発現患者をより正確に特定する必要がある。 今回契約に基づきロシュは、IHC(免疫組織化学)法によりHER2低発現を特定するためのコンパニオン診断薬の全世界における開発、製造および商業化を進める。第一三共は、ロシュとの提携を通じて、HER2低発現の患者を対象としたADC剤の開発を促進する。 |