2018年11月30日
10月の鉱工業・上方修正「生産は持ち直し」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は、生産が前月比2.9%上昇の105.9、出荷は5.4%上昇の106.6と、ともに2カ月ぶりの上昇だった。在庫は1.4%低下の101.2、在庫率は7.4%低下の97.4だった。

製造工業生産予測調査によると、11月は前月比0.6%の上昇、12月は同2.2%の低下で、基調判断は「生産は緩やかに持ち直している」と上方修正した。

業種別にみると、生産が上昇した業種は汎用機械、電子部品・デバイス、自動車、プラスチック製品、化学工業(除、医薬品)など全15業種のうち13業種で、低下したのは生産用機械(半導体装置、金型など)と石油・石炭工業の2業種のみだった。前月は上昇が4業種、低下が11業種だった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比3.3%上昇の110.2、出荷は5.9%上昇の107.2だった。在庫は1.3%プラスの111.5となった。生産は2カ月連続の上昇、出荷は2カ月ぶりに上昇となった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比1.7%上昇の106.5、出荷は1.6%上昇の107.5だった。在庫は0.5%マイナスのの105.0となった。生産、出荷とも2カ月ぶりの上昇となった。