2018年12月04日 |
がんの診断薬・治療薬の画期的候補化合物 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム富山化学 |
富士フイルム富山化学(本社:東京都中央区、岡田淳二社長)は、製薬大手ノバルティスのグループ会社で放射性医薬品を扱うAdvanced Accelerator Appications(AAA社)と、がん診断薬・治療薬の候補化合物「FF-10158」の開発・販売に関するライセンス契約を締結したと3日発表した。AAA社から契約一時金のほか、将来にわたってマイルストンやロイヤリティなどを受領する。 同剤は、富士フイルムが開発・合成し、富士フイルム富山化学のノウハウを活用して、放射性同位元素を安定的に標識できることを確認した低分子化合物。悪性神経膠腫(脳腫瘍の一種)など多くの悪性腫瘍で高い頻度で発現しているインテグリン(細胞接着分子の1つ)を標的とし、診断薬・治療薬への応用が期待できる。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1543822604.pdf |