2018年12月11日
JNC、畠山・関西院大教授と新規有機EL材料開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:JNC

JNCは11日、関西学院大学の畠山琢次教(理工学部化学科)と共同開発した新しい有機EL材料が大手ディスプレイメーカーのスマートフォンに採用されたと発表した。

従来使用されてきた材料系とは全く異なる構造の青色発光材料。ホウ素原子を含むヘテロ環構造を主骨格とし、電圧をかけることによって発生する光の波長の幅が従来の材料に比べ狭い特徴がある。これにより、発光したエネルギーロスを抑えることが可能となり、低消費電力化を実現できる。

JNCは2011年から畠山教授との共同研究を開始、16年には世界最高レベルの発光効率と色純度を有する有機ELディスプレイ用青色発光材料を開発するなどの実績を持つ。引き続き高効率・長寿命特性の製品開発を進めていく方針だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1544508893.pdf