2018年12月19日
NEDO公募「化学産業に期待される省エネ技術調査」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

NEDOは19日、「化学産業で近い将来実現が期待される省エ技術」の調査実施希望者の公募を開始した。
「COP21」で採択されたパリ協定を踏まえて、世界各国で温室効果ガス(GHG)削減目標に向けた検討が進められている。我が国は2050年までにGHG排出量の80%減を目標に掲げ、実現に向けて取り組み中だ。

我が国の場合、化学産業(石油石炭を含む)のエネルギー消費量は全製造業の40%を占めており、この分野で省エネを進める意義は非常に大きい。この分野は石油精製・石油化学等の大規模装置産業が中心であり、小さな改良でも量を考慮すれば大きな省エネ効果に結びつく可能性が高い。
一つの技術が多くの他の類似装置に適用出来る場合も多い。このような技術が、僅かな阻害要因によって実現に至らず、埋もれているケースも懸念される。

今回調査は、石油精製・石油化学を中心とする化学産業の有望な省エネルギー技術、特に、近い将来実現が期待されるレベルに到達している案件を抽出し、それらの社会実装に向けた課題を整理することを目的としている。
公募期間は2018年12月19日~19年1月9日。
説明会を12月26日10時~12時、川崎市のNEDO会議室(21階)で開く。
問い合わせ先はNEDO省エネルギー部開発グループ(FAX:044-520-5187)