2018年12月25日
NEDO、シンガポールで資源循環の一体的導入を目指す実証に着手
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は25日、シンガポールにおいてリサイクルなどの資源循環に関する制度・技術の一体的導入を目指す海外実証に着手すると発表した。
NEDOは、アジア諸国で適切な資源循環制度の構築を促すためには、日本がこれまでに取り組んできたリサイクル関連の法律・ガイドラインといったツールや、有害廃棄物の適正処理といった技術・システムなど環境負荷を低減させてきたノウハウを提供し、相手国側と一体となってデモンストレーション効果を有する取り組みを実施する必要があると判断した。

具体的には、シンガポールにおける小型二次電池の高度再資源化に関して、政策対話や実現可能性調査などを踏まえ、日本国内で構築されてきた政策ツールや技術・システムのノウハウを提供することで、資源制度の構築を支援する。2018年度に実現可能性調査を実施し、2019~2020年度に予定している実証事業への移行の可否を審査で決定する予定である。今回の実験はエコネコル、日本工営の2社に委託する予定である。