2018年12月25日
富士フイルム、リポソームを用いた核酸医薬品研究を強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは25日、必要な量の薬物を必要な部位に必要なタイミングで送達するドラッグ・デリバリー・システム(DDS)技術の一つであるリポソームを用いた核酸医薬の研究開発をさらに強化すると発表した。同社はすでに、有効成分を独自のリポソームに内包するリポソーム製剤技術を開発し、抗がん剤を内包したリポソーム製剤の臨床第Ⅰ相試験を米国で実施している。

同社は今回、マサチューセッツ工科大学のアンダーソン研究室と核酸医薬品に関する研究プロジェクトを開始した。このプロジェクトでは、富士フイルムとアンダーソン研究室が保有するDDS技術を組み合わせて、有効成分である核酸を安定的かつ効率的に患部に届ける技術を確立し、画期的な核酸医薬品の創出を目指す方針である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1545704582.pdf